作家紹介:神田 美穂

染色家、テキスタイル作家の神田美穂さん。作品は、デザインし、糸を染め、織り、編み、仕上げるという、非常に手間と時間をかけられた工程を経て制作されています。手しごとに触れる機会が減っている今の日本では、作品が完成するまで、これほど手をかけられ、愛情をかけられたものに出会えるチャンスは、あまりないかもしれません。11点仕上げるのに時間がかかる分、年に1~数回のペースで行われている個展を楽しみに待っているファンは多いようです。

またニットフェルトと呼ばれる、糸の編み方や縮絨、鋏を入れる加減によって様々な表現を可能にする独特の技法も特徴的です。

 

染色は山形の染色家の元で学ばれ、その後ノルウェーの大学でもテキスタイルについて広く学ばれたという、技術と自由な発想力によって、心地よく楽しげな作品を作られています。

今回はミシン刺繍や、編みフェルトのパーツ。掌サイズの作品やフェルトとオーガンジーの150cm程の染めの布(春夏向けのスカーフ)を森の中に楽しく展示してくれます。

 

<作家からのひとことメーセージ>

外での作品展示は初めてです。

 

あまり作為的にならずに、作ったものを、順に自然の中に並べていきたいと思います。初夏の明るい陽差しの下で(もしくは雨だれとともに)、室内で作ったものが室外でどんなふうに見えるのか展示がたのしみでもあります。それから、木々を眺めたり、野外で食べ物を食べたりするのはとても好きです。